2月も大して………な結果でございましたね。
2月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:912
ナイス数:57
そして、海の泡になる (朝日文庫)の感想
朝比奈ハルという女傑の一生を、小説に書くからと取材する"女"の視点で描いた物語。壮絶な女の一生の読み物と取るか、ミステリとして読むか。一人称で話が進むので読みやすいし、コロナ禍の時代からバブル期を見る視点も面白くて、いろいろ楽しめる。話自体は楽しい話ではないが。
読了日:02月14日 著者:葉真中 顕
変な家の感想
インタビューと図面だけで進むホラー。変な家が作られた謎を追う展開で、前述の通りの形式で描かれるため非常に読みやすくはある。ぞっとするほどまではないけど、本当の事はわからない、人の本心なんてわからない、という怖さかな。確かに映像向きなので、どう描くのか映画は観てみたいかも。小説ってなんだっけ、と考えてしまった一冊でもある。
読了日:02月18日 著者:雨穴
推しの殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想
崖っぷちの3人組地下アイドルグループの1人が事務所の社長を殺害してしまう。3人はグループのこれからのために隠蔽を選択。これをきっかけに絆が深まっていき、それがグループに華やかな道を開かせることにつながるわけだが、悩ましい結末。多分隠蔽は成功しないので、この後は事件が明るみに出る未来しかないから、物語としてはここで終わって良かったのかな。一気に読ませる面白さがあった一冊。
読了日:02月21日 著者:遠藤 かたる
読書メーター
今読んでるのが案外進まないんですよね。
面白いんですけど、しっかり読まないと、という気持ちになっちゃうもので。
今回は新しい作家さんのが2冊ありましたね。
家のは話題になってたので気になって読んだんですけど、想像と違ってました。
映画はどうなんでしょうね。余力があれば見てみたいですが、ネタバレしてるからな………。
推しのはスピード感もあってぐいぐい読ませて貰えました。
表題はちょっと違うかな、とは思いますが。推されてる人の視点での話なのでタイトルから抱くイメージと相違してた。
3月もそんなに読めないでしょう。時間的に厳しいかな〜。
1冊だけで終わりたくはないですけども。