2月も大して………な結果でございましたね。

 

2月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:912
ナイス数:57

そして、海の泡になる (朝日文庫)そして、海の泡になる (朝日文庫)感想
朝比奈ハルという女傑の一生を、小説に書くからと取材する"女"の視点で描いた物語。壮絶な女の一生の読み物と取るか、ミステリとして読むか。一人称で話が進むので読みやすいし、コロナ禍の時代からバブル期を見る視点も面白くて、いろいろ楽しめる。話自体は楽しい話ではないが。
読了日:02月14日 著者:葉真中 顕


変な家変な家感想
インタビューと図面だけで進むホラー。変な家が作られた謎を追う展開で、前述の通りの形式で描かれるため非常に読みやすくはある。ぞっとするほどまではないけど、本当の事はわからない、人の本心なんてわからない、という怖さかな。確かに映像向きなので、どう描くのか映画は観てみたいかも。小説ってなんだっけ、と考えてしまった一冊でもある。
読了日:02月18日 著者:雨穴


推しの殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)推しの殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
崖っぷちの3人組地下アイドルグループの1人が事務所の社長を殺害してしまう。3人はグループのこれからのために隠蔽を選択。これをきっかけに絆が深まっていき、それがグループに華やかな道を開かせることにつながるわけだが、悩ましい結末。多分隠蔽は成功しないので、この後は事件が明るみに出る未来しかないから、物語としてはここで終わって良かったのかな。一気に読ませる面白さがあった一冊。
読了日:02月21日 著者:遠藤 かたる

読書メーター

 

今読んでるのが案外進まないんですよね。

面白いんですけど、しっかり読まないと、という気持ちになっちゃうもので。

 

今回は新しい作家さんのが2冊ありましたね。

家のは話題になってたので気になって読んだんですけど、想像と違ってました。

映画はどうなんでしょうね。余力があれば見てみたいですが、ネタバレしてるからな………。

推しのはスピード感もあってぐいぐい読ませて貰えました。

表題はちょっと違うかな、とは思いますが。推されてる人の視点での話なのでタイトルから抱くイメージと相違してた。

 

3月もそんなに読めないでしょう。時間的に厳しいかな〜。

1冊だけで終わりたくはないですけども。

年始に目標を立てたものの、初っぱなから読めてませんねぇ。

自覚あってのことなので、まぁその結果には納得ですけども。

2月も既に半ばですが、1月以上の為体ですよ。

 

1月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1120
ナイス数:50

先祖探偵 (ハルキ文庫 し 18-1)先祖探偵 (ハルキ文庫 し 18-1)感想
棄て児だったため、自分のルーツがわからない主人公が先祖を調べる探偵として、依頼人そして自身の親を辿る連作短編集。初めはほっこり出来る話かと思いながら読み進めていたが、主人公のことが明らかになるにつれて、ハードボイルドの様相が。
読了日:01月08日 著者:新川 帆立


パンダより恋が苦手な私たち (講談社文庫)パンダより恋が苦手な私たち (講談社文庫)感想
普通とは言い難いけど、瀬那さんの恋愛の話はなんだかんだ優しくて好き。ビッグウェーブはなくてもドラマは確かにある。お仕事小説としても成長過程を見られるし。なんかいい感じで終わったんだが、文庫書き下ろしの続刊が出たのはその後を求める声があったからでしょうか。
読了日:01月16日 著者:瀬那 和章


パンダより恋が苦手な私たち2 (講談社文庫)パンダより恋が苦手な私たち2 (講談社文庫)感想
今度は動物園を巻き込んでの、ウェブコンテンツという新しいフェーズに進んだお仕事物語。都合のいいことは起こらないが、地道にコツコツは意味があることなんだと、仕事への向き合い方も再認識。恋の方は落ち着いたので、この物語は決着かな。
読了日:01月31日 著者:瀬那 和章

読書メーター

 

1月は積ん読本は増やしてないですね。覚束ない記憶によると。

でも2月はその分増えそうです。

なぜ偏る………。私の問題ですが。


あけましておめでとうございます。

まずは、先月の読書を振り返ります。

 

12月、1年の最後でしたが………読めてません!

 

12月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:2038
ナイス数:76

ペテロの葬列 下 (文春文庫)ペテロの葬列 下 (文春文庫)感想
まさかの結末! バスジャック事件が詐欺事件を詳らかにし事件は終着したが、杉村の周囲で起こった出来事のほうが衝撃的だった。辞職は途中から匂わせてはあったけど、離婚は青天の霹靂でした。とは言え、無理はないし、そういう決着も納得できる展開だったけど、井手だけは最後まで腹立たしい人物だった。身の回りにいたら怖い。
読了日:12月03日 著者:宮部 みゆき


これは経費で落ちません! 11 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! 11 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)感想
森若さんフルスロットル。森若さんらしさが全面に出ていた。結婚をタスク化してるのは流石。太陽だから上手く行ってるのかも。社内結婚だからこその異動やキャリアや、姓の変更やら、リアルな問題をしっかり描かれているのが、また面白い。このシリーズの決着はないのかもしれない。
読了日:12月05日 著者:青木 祐子


ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 (光文社文庫 ひ 6-24)ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 (光文社文庫 ひ 6-24)感想
東野圭吾さんの新しいシリーズ。マジシャンであることを武器に謎を解くという展開。マジシャンというより詐欺師という印象。ちょっと文章に馴染めなかったのはなぜだろうか。終盤で勢いづいて読めましたが、なかなかに時間がかかってしまった。面白くないわけではないんだけど。ちなみに主人公の父親が殺害された事件の謎解きなんだけど、たっぷりページ数を使っていて、飽きさせない作りではあったんだけど。
読了日:12月27日 著者:東野 圭吾


おわかれはモーツァルト (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)おわかれはモーツァルト (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
岬恭介シリーズ最新作。と言っても彼自身は終盤にしか登場しないが。彼が参加したショパンコンクールで入賞した全盲のピアニストが主人公。最後の最後まで犯人には気づけず。しかし、犯人はここがチャンスとどうして思ったんだろう。これもタイミングか。相変わらずこの作品は、クラシックの曲を聴きたくなる表現をしてくる。聴きながら読みたくなるミステリ。
読了日:12月28日 著者:中山 七里


わたし、定時で帰ります。3:仁義なき賃上げ闘争編 (新潮文庫 あ 96-3)わたし、定時で帰ります。3:仁義なき賃上げ闘争編 (新潮文庫 あ 96-3)感想
生活残業! DX! 自分の仕事の仕方を思い返させてくれるシリーズ。結衣の頑張りに痛快さもしんどさも感じるが、目を離せない。お仕事小説というより働き方小説。めちゃくちゃ心当たりもあるし、登場人物もどの人もあるある。勤め人はみんな読んだらいい。
読了日:12月29日 著者:朱野 帰子

読書メーター

 

でも、今年もめげずに、読了冊数80冊を目指しますよ!(100冊は諦めた)

去年は購入冊数もかなり減っていたんですが、積ん読は大して減ってないんですよね。

尚、

読了冊数 58冊(目標100冊)

購入冊数 49冊(目標55冊)

積ん読本冊数 144冊

でした。

購入冊数は目標達成ですよ〜。

 

今年は、

読了冊数 80冊

購入冊数 55冊

で行きます!

届きそうで少し頑張らねばならないところに、目標数値は設定するのが良いですからね!

 

そんなわけで、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、マンガについては最近、電子でばかり読んでいるわたし。

紙ベースはもう谷川史子さんのだけですね。余談。

 

社会人の恋愛モノだったり、スパイのやつだったり、いろいろありますが、なんだかんだ割合はファンタジーが多いですね。

特にコミカライズが多いかも。

小説はもう手一杯だし、文体が合わなければ楽しめないので、コミカライズされているのはマンガで読むようにしています。

純粋に物語の面白さを楽しめるので。

 

しかし、転生ものが多くなりましたね。しみじみ思います。

特に乙女ゲーとかファンタジー小説とかに転生しちゃうもの。

かつ、悪役令嬢に転生しちゃうのも最早一大ジャンルですよね。

実は、この設定自体はもやるところがあります。

ゲームや小説に転生って物理的にありえないでしょ………って、冷静に考えちゃう自分がいるんですよ。

否定するわけじゃないけど、それはつまり夢オチじゃ………って。

でも、ある程度結末がわかっているものに転生をすれば、そりゃあ未来がわかっていて人生イージーモードよね、って。

なんというか、あんまりこういうこと言いたくないけど、そういう時代よね、そら流行るよね、と。

なので、わりと最近まで読まないようにしてました(天の邪鬼だから)。

が、あまりにもたくさん出てくるので、読んでみたら面白いものももちろんある。

悪役令嬢ものは転生したことを逆手に取って足掻いていく展開が特に面白い。

ので、転生ものは悪役令嬢ばっかり読んでますが。

もちろん、悪役令嬢じゃない転生ものもあるし、今ハマってるのもそう。

 

「転生しまして、現在は侍女でございます。」

これね。転生先が、ヒロインでもなく悪役令嬢でもなく端役なのに、主人公の努力で物語の中心辺りにいるのに、地味ポジションでしっかり生きてるのがいいです。

こういう感じで、単行本を買うかどうか迷っているのが、

「転移先は薬師が少ない世界でした」

「聖女の魔力は万能です」

です。どちらも転生先で地に足を付けて生きて行ってるもの。

無料で読めるだけ読んで、そこから気になっているんですけどね。

こういうのは時間が経っても読みたいままなら買おうかなと思っています。

 

あと、転生した悪役令嬢系で読んでるのが以下になります。

 

「悪の華道を行きましょう」

多分、最初に読んだ悪役令嬢もの。悪役令嬢をそのまま楽しんでいるのが面白い。転生関係なくなってる。

「歴史に残る悪女になるぞ」

最早、転生してることすら関係なくただただ努力して悪女になろうとしてるのがよい。

「悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜」

これはちょっと異色かな。主人公はほんまもんの悪役令嬢で、転生してるのはその悪役令嬢の体を乗っ取ってる感じ。でも、断罪されたせいで本来の体の持ち主である悪役令嬢が活躍してる。

「残り一日で破滅フラグ全部へし折ります」

完結済み。ある意味王道かも。断罪されないように悪役令嬢らしく足掻いて成功するという展開。

「弱気MAX令嬢なのに、辣腕婚約者様の賭けに乗ってしまった」

悪役令嬢にさせられてしまったらどうしようと不安を抱えながら生きている令嬢もの。

 

そういえば、悪役令嬢ものって断罪シーンっていうのがあるんですけど、乙女ゲーって断罪シーンって必ずあるもんなんですかね。

最近の乙女ゲーはやってないし、ネオロマにはないし、そもそもあるのかどうかわからないんだけど。これ実はずっと疑問。

 

あとのファンタジーは転生してないものばっかりですが、基本的に主人公がきちんと自分の足で立ってて頑張ってるものばかりですね。

一種のお仕事物語として読んでたりします。

転生してなくても悪役令嬢扱いされていたりして、でもご本人は超有能ってのが多いかも。

現代物でもそうですが、主人公がちゃんと頑張ってるのがやっぱり好感度高いですよね。

目立つ有能さはなくても努力してれば面白いんですけど、悪役令嬢扱いされるような人は有能な人が多い。

というのを観るようになってから、乙女ゲーの主人公を見る目が微妙なものになりました………。

漫画の中には、ゲーム内で使われている親密度アップのアイテムが出て来たりして、あーーーーーーーそういうことだな、と思わされることも増えたし。それはそれで結構好みの展開ですが。

 

………というのを語れるくらいには、結構読んでますよ、という話です。

尚、転生ものじゃない、貴族とかのファンタジーものは9作品くらい読んでます。

11月は読んでいません!

試験もありましたが、どっちかというとスマホでマンガ読む方に時間を割いていたかな。

 

11月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1063
ナイス数:59

銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2 (文春文庫 な 71-5)銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2 (文春文庫 な 71-5)感想
中山七里さん作品で最高齢の探偵コンビ。静おばあちゃんが主役ではあるが。他の物語では既に鬼籍に入っている2人が動いているのが感慨深い。連作短編集かと思いきや、静さんの過去にまつわる一筋の事件となって決着。ちなみに次作はなさそうですね。残念。
読了日:11月10日 著者:中山 七里


鳳凰京の呪禁師 (角川文庫)鳳凰京の呪禁師 (角川文庫)感想
平安京によく似た鳳凰京が舞台の和風ファンタジー。呪禁師になりたての主人公が次の帝争いに巻き込まれる話。口の悪さに主人公が女性であることに気づかなかったけど、性別関係ない話だった。鳳凰とか登場するけど、現実的な展開。いや、流石に鳳凰に跨るのは非現実か。とはいえ起承転結もしっかり、まとまっていて読みやすかった。
読了日:11月15日 著者:円堂 豆子


ペテロの葬列 上 (文春文庫)ペテロの葬列 上 (文春文庫)感想
宮部さんの文章は丁寧で繊細で綺麗だと改めて思う。バスジャック事件に巻き込まれた主人公。事件は警察の突入で終息するが、何故犯人はこの事件を起こしたのか、主人公の上司の過去も絡んで、謎を生んで上巻は終わり。あと新聞配達員が起こした事件もあったか。どう絡んでるんだろう。絡みはないのかな。
読了日:11月23日 著者:宮部 みゆき

読書メーター

 

改めて………びっくりするくらい読んでないな。

ゲームはそこまでやってないんだけどな。

スイカゲームも案外すぐ落ち着いた。時々やるくらい。

ソシャゲはいつも通り………あ、スタオケが終わるのが地味に衝撃受けた。

新しい誕生日イベントは推しキャラで楽しめないんですが、ってのが真っ先に思ったことでした。

やっぱりソシャゲってこういうぶった切られることが起こるのが怖いな………。

9年とか続いてるのはやっぱり凄いんだなー。パズル系だけどね。

それはそうと、スタオケ、コンシューマー化しないんかな。

ちなみに今は中断してたソフィーのアトリエやってます。すすまな………。

10月は後半失速。結局ゲームにハマる。

9月から引き続き、以前やってたソシャゲにハマリ続けていたんだけど、月末になって話題のスイカゲームに手を出したら、まんまハマりましたねー。

しばらくはハマリ続けることでしょう。

今月は試験があるんで、いい加減本腰入れて勉強しなくちゃいけないとはわかっているんだけど、問題を読む気力がなくて気が向いたらしようなんてダメダメな状態のまま。

その上でゲームにハマってるんだからどうしようもない。

そんなわけで、また読書は進まなくなりそうだ。

 

10月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1891
ナイス数:55

琥珀の夏 (文春文庫 つ 18-7)琥珀の夏 (文春文庫 つ 18-7)感想
カルトっぽい団体が営む学校で育った少女、一時的に滞在した少女たちの物語。カルトがヤバいという話ではなくて、同じ時をそこで過ごした少女が大人になってとある事件をきっかけに、また交わることになるもの。過去との折り合いを付けて、先へ進んでいくという展開。文字にしようとすると、どんな話かとスパッとは言えないのがもどかしいが面白い。
読了日:10月01日 著者:辻村 深月


曲亭の家 (ハルキ文庫 さ 29-1)曲亭の家 (ハルキ文庫 さ 29-1)感想
丁度朝ドラのヒロインが八犬伝オタクで馬琴先生は目が見えなくなっても書き上げたと持ち上げていた曲亭馬琴とその家族を嫁の視点から描いた物語。とりあえずとんでもない家だったし、嫁として成し遂げたお路は、感嘆あるのみ。
読了日:10月02日 著者:西條 奈加


六花落々 (祥伝社文庫)六花落々 (祥伝社文庫)感想
綺麗なタイトル。六花は雪のこと。雪の結晶に魅入られた主人公。いろんなことに興味を持ち、何故何なんて二つ名をつけられる人物像に好感触。地味な主人公だが、政に翻弄されつつも自分を見失うことなく、江戸時代を生きていた。登場人物には歴史上の人も多く、シーボルトまで。あまり厚い本ではないのに読み応えバッチリ。
読了日:10月13日 著者:西條奈加


准教授・高槻彰良の推察EX2 (角川文庫)准教授・高槻彰良の推察EX2 (角川文庫)感想
スピンオフシリーズ2作目。本編にカウントしてもいいんじゃないかと思うが、1話目こそ視点は尚哉だが、友人の彼女の問題が題材だし、後は周囲の登場人物からの視点で描かれているわけだから、やはりスピンオフとして別格か。結構過去の事件だったりしたので詳細がうろ覚えになっているのがちょっと無念。
読了日:10月15日 著者:澤村 御影


心淋し川 (集英社文庫)心淋し川 (集英社文庫)感想
江戸時代。心町を舞台に日々を懸命に生きる人々の話。どちらかと言うと底辺を生きているようだが、それなりに懸命に生きているところが描かれている。また、差配人である茂十が各話登場するが、彼も抱え込んでいるものを持っていて、ラストではある意味決着はする。あからさまなハッピーエンドはなく生きている限り日常は続くし続けていくしかないんだけど、まぁそれも悪くはないかな。
読了日:10月25日 著者:西條 奈加

読書メーター

 

新刊から攻めた10月。今読んでるのもそうなんですが。

今年もあと2ヶ月しかなく、新刊が余り出ないので本当はココが積ん読本減らすタイミング。

9月はあんまり冊数読めてません。

コンシューマーゲームはやってませんが(ちょっとだけコルダ3した)、昔やってたアプリゲーを復活させちゃってドハマリしてました(^_^;)

パズルゲームなんでハマりやすいんですよねー。

 

 

9月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1234
ナイス数:57

ライオンの歌が聞こえる 平塚おんな探偵の事件簿2 (祥伝社文庫)ライオンの歌が聞こえる 平塚おんな探偵の事件簿2 (祥伝社文庫)感想
シリーズ2作目。平塚を舞台に女探偵エルザと実は地味な美伽が事件解決。連作短編集ながら密室だのアリバイ崩しなどしっかりしたミステリが用意されている。一つだけ気になったのは夜には赤は黒っぽく見えて色はわからないんじゃないかな。謎解きにはあんまり関係ないけど。
読了日:09月06日 著者:東川篤哉


ライオンは仔猫に夢中 平塚おんな探偵の事件簿3 (祥伝社文庫)ライオンは仔猫に夢中 平塚おんな探偵の事件簿3 (祥伝社文庫)感想
シリーズ3作目は、エルザが怪我で入院したことから安楽椅子探偵モノもあったり密室もあったりとバラエティに富んでいた。犯人は短編ゆえにわかりやすいが、1話目は特にわかりやすかったので、ズレを楽しみながら読むのも面白かった。
読了日:09月14日 著者:東川篤哉


ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人 (角川文庫)ラスプーチンの庭 刑事犬養隼人 (角川文庫)感想
中盤以降に殺人事件が起こる展開。自然治癒を掲げるカルトとしか思えない人物が殺害されるわけだが、その犯人はわかりやすいので、ただ展開を楽しむ。どんでん返しはなし。病気が治るならと縋る思いや葛藤には考えるところもあるので、そういう観点で読むのも良い。
読了日:09月17日 著者:中山 七里


トオリヌケ キンシ (文春文庫)トオリヌケ キンシ (文春文庫)感想
カタカナで表現された表題から受ける印象はホラーだったが、とんでもない。ちょっとヒヤッとするところもあるが、基本的には多感な年頃のセンシティブな話。登場人物の誰かが何かしらの病気を持っていて、それがこの短編集の一つの軸。そのあたりもとても興味深かった。
読了日:09月18日 著者:加納 朋子

読書メーター

 

10月は今のところ読めています。

11月の資格試験が近づいてきているのにもかかわらず、いや、近づいてきているからこそでしょうか。

まったくもって勉強に身が入らないんでね。

安くない受験料払ってるんで、落ちるのも勿体ないっちゃー勿体ないんですけども。

やる気はいかんともしがたく。

と、言い訳してみる。

8月はコンシューマーゲームをほぼやらなかった分、読書が進みました。

が、8月後半の休み前にはプロジェクターで映像を見ることにハマってしまったので、これまたスピードダウンしています。

ちなみにBDとDVDの映像の細やかさの違いを目の当たりにして衝撃を受けています。今頃。

アマプラビデオとかWOWOWとかは映像をクリアにしてくれてるんだろうか………古い映画を観てもそんなに荒い感じはなかったんだけど、DVDのライブは遠目のときはちょっと荒いし、光の加減でのぺっとしちゃったりしてる気がする。

 

それはさておき、8月の読書です。

 

8月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2757
ナイス数:107

体育館の殺人 (創元推理文庫)体育館の殺人 (創元推理文庫)感想
ガッツリ推理モノ。久しぶりにコアな推理モノを読んだからか、非常に面白かった。舞台は高校。探偵はクセ強い高校生。タイトル通り体育館が事件現場。しかも密室。謎解きは出来なかったが、出来なくても面白い。やっぱり推理モノ好きだなと再認識。
読了日:08月02日 著者:青崎 有吾


水族館の殺人 (創元推理文庫)水族館の殺人 (創元推理文庫)感想
体育館の殺人から日をおかずに今度は水族館で殺人事件。容疑者は11人。紆余曲折ありながら、徐々に容疑者を減らして犯人へ辿り着く。今作もガッツリ推理モノだが、推理は諦めてただ、楽しむのみ。アリバイとか自分で図説しないと理解しづらいし。表向きの推理が決着し、もう一歩踏み込むのも前作と同じ。
読了日:08月09日 著者:青崎 有吾


風ヶ丘五十円玉祭りの謎 (創元推理文庫)風ヶ丘五十円玉祭りの謎 (創元推理文庫)感想
シリーズ3作目は連作短編集。殺人はなく日常の謎を解くもの。日常っぽくはないが。具だけ残された丼とか屋台のお釣りが50円ばかりなのは何故かとか、クラリネット担当の彼は何故何度も閉め出されてしまうのか、数年前の記録に残る女生徒消失とか、天馬ではなく妹が推理を披露したりとか。バラエティには富んでいた。
読了日:08月10日 著者:青崎 有吾


図書館の殺人 (創元推理文庫)図書館の殺人 (創元推理文庫)感想
シリーズ4作目。今度は図書館が舞台。いくら分厚く重そうな本だとして、それが果たして凶器となりうるかという疑問は残ったままだが、推理は面白い。紆余曲折あるのももはや定番。柚乃と裏染のこれからも気になるし、裏染の過去もまだ伏せられたまま。が、続編はいつ出るのだろうか。
読了日:08月16日 著者:青崎 有吾


アンデッドガール・マーダーファルス 4 (講談社タイガ)アンデッドガール・マーダーファルス 4 (講談社タイガ)感想
シリーズ4作目は短編集。メインキャラのシリーズ前日譚。小泉八雲やら蘆屋道満やら安倍晴明やら、さらっと登場してくるのが面白い。最後の5話目は3人が揃った、海外での最初の謎解き。人魚が登場。なんでもアリなシリーズだ。
読了日:08月22日 著者:青崎 有吾


二百十番館にようこそ (文春文庫 か 33-9)二百十番館にようこそ (文春文庫 か 33-9)感想
就職に失敗してから引きこもりニートとなった主人公が、超過疎化している小島にある叔父の遺産の館で暮らす事になってしまうところから物語はスタート。オンラインゲームからは抜け出せないままだが、島の人達と交流しながらなんとか暮らして立ち直っていく。実際にはそんな簡単なことではないと思うが、ああ良かったな、と思えるラスト。
読了日:08月24日 著者:加納 朋子


ライオンの棲む街 平塚おんな探偵の事件簿1 (祥伝社文庫)ライオンの棲む街 平塚おんな探偵の事件簿1 (祥伝社文庫)感想
舞台は平塚、女探偵と女助手のコミカルなミステリー。5つの短編から成る。4話目の鏡の話が好み。ちなみにどれもオーソドックスながらもしっかりしたトリックが仕掛けられていて謎解きを楽しめるが、いろいろ考えるよりテンポで読み上げてしまう。
読了日:08月27日 著者:東川 篤哉

読書メーター

 

7冊ですね。目標には達してませんが、この数ヶ月からすると読んだ方。

今は平塚のシリーズ踏破中。3冊しかないシリーズだけど。

今、ちょっとゲーム熱が収まってきたので(マリー3周目途中)読書時間が少し復活してきました。

それでも7月末のことだったので、7月の成果としてはイマイチですが。

あと、最近、何もしないでごろんと横になってしまうと、即寝てしまってるんですけどね。

テレビをじっくり見ようと思って、スマホも本も手放したら即寝。

スマホでマンガ読んでても、横になってたらいつの間にか寝ている。

そら、進まないわー。

 

7月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1216
ナイス数:38

駆け入りの寺 (文春文庫 さ 70-2)駆け入りの寺 (文春文庫 さ 70-2)感想
やんごとなき尼様たちが居住する寺に持ち込まれる多様な問題をそれとなく解していく連作短編集。その問題は寺にいる人たちと関わりがあり、問題を持ち込んだ人のみならずそこにいる人も解される。静馬は駆け込んだ事によって負い目を追ったが、逃げられない人もいるのだと知って楽になれたのだろうか。ラストの一文が綺麗だった。
読了日:07月11日 著者:澤田 瞳子


ヒポクラテスの悔恨(祥伝社文庫な21-4) (祥伝社文庫 な 21-4)ヒポクラテスの悔恨(祥伝社文庫な21-4) (祥伝社文庫 な 21-4)感想
一つの軸はあるのだが、連作短編集の形。軸の犯人は最終話に入ってある程度したらわかるし、犯行動機もありがちなんだけど、それに対する光崎教授の挙動発言がぐうの音も言わせない。自然死にしか見えない殺人と言われて振り回されて解剖したら真の死因が判明する展開ばかりなのだが、多過ぎやしないか。そりゃ全件やらんと、となるわ。
読了日:07月13日 著者:中山七里


向日葵を手折る (実業之日本社文庫)向日葵を手折る (実業之日本社文庫)感想
結構な厚さだったが途中からぐいぐい読み進めてしまった。父を亡くした事により、母の実家のある山形・桜沢へ移住することになった小学生のみのり。向日葵男という不気味な存在が囁かれる集落で多感な時期を過ごす物語。数年を描くがゆえに初年はともかくぽんぽんと季節は移ろうのだが、雑な印象はまったくなく、丁寧に描かれている。向日葵男の正体は実ははっきりしてない。起こる事件の犯人はちゃんと明らかになるけど。
読了日:07月27日 著者:彩坂 美月

読書メーター

 

向日葵のはページ数が多かったんだけど、途中からは面白くなってきたんですよね。

そこから読書にちょっと時間を割くようになってきたかな。

今、読んでいるのもあと少しで読了。

この後、読み上げる予定です。

今年も半年が終わりましたよ。早すぎやしませんか?

 

6月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:856
ナイス数:48

女王の結婚(上)ガーランド王国秘話 (二見サラ文庫 く 1-1)女王の結婚(上)ガーランド王国秘話 (二見サラ文庫 く 1-1)感想
待望の続編。ちまちまと読んでいたが、劇的な展開はあっという間に物語を進めてしまう。女王と従者の恋愛はどう決着するのかも気になるが、女王として国をどうしていくのか、他国とどう付き合うのかも興味あるところ。下巻の決着を楽しみに読み進めるしかない。
読了日:06月03日 著者:久賀理世


女王の結婚(下) ガーランド王国秘話 (二見サラ文庫 く 1-2)女王の結婚(下) ガーランド王国秘話 (二見サラ文庫 く 1-2)感想
大団円、でしょうか。まだまだこの先も書きようはありそうですが。アレクシアとガイウスの気持ちに揺らぎがないのは安心感があるのだけど、周囲が落ち着かなさすぎて。思惑が絡みすぎていたが、思いがけないところから解されていくわけだが、そのタネを巻いているのがディアナというのはある意味彼女が最強ってことなのかも。
読了日:06月11日 著者:久賀 理世


わかれ縁 狸穴屋お始末日記 (文春文庫 さ 77-1)わかれ縁 狸穴屋お始末日記 (文春文庫 さ 77-1)感想
江戸時代、離縁を成す公事宿が舞台。自らも離縁を望みつつ、公事宿で働くことになった絵乃が主人公。ロクでもない旦那との離縁を目指しつつ、最終的にはあらゆる悪縁を取っ払って、尚且つ改めて縁を成している展開がよい。公事宿を知らなかったので勉強にもなりました。
読了日:06月28日 著者:西條 奈加

読書メーター

 

はい、読めて居ませんよ〜。読んでませんからねぇ。

ゲームしてる時間のほうが多かっただけですけども。

そしてそろそろ資格試験の勉強を始めないといけない頃合いですよ。やだなぁ。

まだゲームしてばっかりですけどね。