遠出が多かったにもかかわらず、読む量は増えませんでした………。
そうこうしているうちに、積ん読本が400冊を越え(12/1時点で404冊)、去年よりおおよそ50冊本が増えた計算になります。
1年で増えた本が50冊ってのも、なかなかの事態だと思いますけどもね〜(^^ゞ
11月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2596
ナイス数:77
27時の怪談師 (角川ホラー文庫)の感想
キャラ濃い。リアルに可能かどうかは別として、徹底した引きこもりが、棲師として霊と向き合っていく中で、ほんの少しだけ外界と接していく、ような未来が見えるような話。相方のナイトの過去もかなり深そうだし、直接相対しないと解決しそうにないから、次巻もあるかな。
読了日:11月04日 著者:問乃 みさき
あなたもスマホに殺される (角川文庫)の感想
自殺相談室といういかにも怪しいSNSに招待され、徐々にのめり込んでいく主人公。結末を迎える時、果たして主人公はどうなっているのか、というのをハラハラと見守るのかと思いきや、ラストの正体発覚に驚かされ、主人公のことはそっちのけに。押尾については確かに詳細不明だったけど……。しかし、よくそのアドレスを招待したなぁ、主人公。
読了日:11月06日 著者:志駕 晃
失われた過去と未来の犯罪 (角川文庫)の感想
禅問答みたいだった。世界観を確立するための第一部と、それをうけての第二部。人間の脳がいかに曖昧なものかを突き付けつつ、命や意識や魂やら、考えさせられるSF。わりとポップに始まるのし、台詞で展開して行くので、SF苦手の私でも読みやすかったし、面白かった。
読了日:11月14日 著者:小林 泰三
派遣社員あすみの家計簿 (小学館文庫)の感想
序盤、バカすぎる主人公にイラッとしたが、後半頑張っているところで印象が変わり、でもラスト付近でまたバカになりかけていてイラッとして、と、様々に感情を揺さぶられつつ、あっという間に読了。結果、面白かった。自分の金銭感覚を見直すきっかけにもなったし。
読了日:11月17日 著者:青木 祐子
クローバーナイト (光文社文庫)の感想
クローバーナイトとは、核家族を守る騎士のこと。主人公の鶴峯裕は、自営業の妻と保育園児の一女一男との4人家族。共働きの中で、イケダン、イクメンと言われる素敵な男性。確かに、イケダンとかって、育児や家事が男性にとって当たり前じゃないからこそ生まれる言葉だ。と分かっていても裕はイケダンでいいパパだ。子育ての中で遭遇するちょっとした謎も解きながら進む物語は、きっと子育て中の人たちに響くことだろうな。
読了日:11月21日 著者:辻村 深月
錆びた太陽 (朝日文庫)の感想
近未来の日本が舞台。国税庁の職員を名乗る女が、ヒューマノイドだけが働くキャンプにやってくる。キャンプは制限地区内にあり、周囲にはマルピーと呼ばれるゾンビがいたりと危険極まりない場所。と、序盤で世界観に引き込まれてしまうのだが、取り扱っているテーマはなかなかに重い。しかし、それをコミカルに描かれていて、面白く一気に読了。
読了日:11月24日 著者:恩田 陸
St.ルーピーズ (祥伝社文庫)の感想
超常現象を科学的に解明する連作短編集。科学的に推理することになるので、謎解きは諦めてただ読んだだけだが、面白かった。キャラクターの加減もあるとは思うが、お金の力が存分に発揮されて、清々しい。
読了日:11月29日 著者:長沢樹
読書メーター
12月はまた読む本減りそうなんだよね………そして、積ん読のは増えそうなんだよねぇ………(゚_゚)
今回も多岐にわたる本の感想を有り難うございます!
実は「失われた過去と未来の犯罪」はタイトルで気にはなってたんですが・・・禅問答的な文章展開は頭使いそうなので、忙しいこの時期には難しいかな。と諦めました。
後は青木さんのが気になるのですが、その手の主人公は苦手ですねぇ。
「」も気になる本ですが、内容的にゴーストハントと比べちゃいそうだな。
どっちにしても、まだ十二国記の途中なので、そちらが終わらないと、どうにも落ち着かず、次へ。とは行けないんですけどね。(笑)
でもいつも本当に参考にさせて頂いています!有り難うございます!!